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また、あした。

小説書いたり読んだり、絵を描いたり、音楽作ったり、動画作ったりしている創作人間のブログ。

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先週、久しぶりに短編を投稿しました。

1万字ほどのSF短編です。
ちょっとホラーちっく。

肉纏う歯車

遺伝的弱体種と呼ばれる病が蔓延する未来。春馬は友人の見舞い先の病院で、セーラー服の少女と出会う。彼女が言うには、この病は病気ではなく進化であるという――揺れているのは世界か、俺か。



短編だからか、Twitterで宣伝した効果か、
思ったよりたくさんの方に読んでいただけたようで嬉しいです(*´∀`*)


以下、あとがき。


私の場合よくあるのですが、夢に見た内容を短編にしたものです。

病気にかかった人間の凹凸がなくなっていき、
呻きながらどんどんと肉塊になっていくという変な夢でした。
野戦病院みたいなところにごろごろと白い人間ぽい塊が転がっていたのがとても印象的でした。

朝起きて、目覚め悪いなと思いつつ、
ちょうど流行っていた(?)STAP細胞のニュースを見て組み合わせてみました。

あとはずっと書きたかった肉を纏うアンドロイドの話を組み込んで。
道尾秀介さんの印象的なフレーズを入れて。

雰囲気小説にしてみました(笑)




STAP細胞ってのはストレスを受けて、分化多能性を持つことだって聞いて、
現代社会ではきっとみんなそうなっちゃうんじゃないかと思ったせいです。
(もちろん、STAP細胞のストレスってそう言うもんじゃないけど)


人間は、そっちに向かって進化(退化?)していくんだよ、きっと。



肉纏う歯車って言うのは、アンドロイドもそうだけど、
人間そのものの事も暗喩してます。

社会の歯車として働いている人間のことを肉纏う歯車、なんて。
きっと上手く伝わんなかったけど(笑)


主人公春馬がどっちを選んだかも知らないし、
私自身、どっちを選ぶかなんてわかりません。

極限状態になったって、どっちかを選ぶなんて勘弁してくれって言いそうです。




このお話を読んだ皆さんの心に、少しだけ切ない感情が残りますように。
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